今日、「鎌倉殿の13人」の最終回を見ました。どんな最後なのかなと楽しみでもありますがダークに終わるのかと予想していました。題名が「報いの時」
承久の乱に息子北条泰時を総大将にして勝利し、さらっと終わるという三谷幸喜らしい描き方です。
それよりも泰時の祖父、義時の父、初代執権北条時政の継室の宮沢りえ演じる「りく」こと「牧の方」に上洛したとき京都で会った時の場面で「そういえばあの人(時政)は元気?」と聴くと「9年前に亡くなりました。若い女性にお世話してもらい看取られました」「あのひとはそういう人なのよね」と笑ってすまして、裏でとても悲しむ場面にジンときました。
また北条義時が妻に毒殺されそうになり、養生していたところ姉の政子がお見舞いに来て、しみじみ語っていると、ついぽろっと息子、2代目頼家も殺したと言ってしまい「嘘は突き通すものよ」と。それだけの理由ではないですが「私たちは長く生きすぎました」と義時が薬がきれて苦しんで「薬をとってほしい」と政子に頼むと政子は薬を床に垂れ流します。
「北条泰時を信じましょう。賢い八重さんの息子」「確かに…、あれを見ていると…、八重を…思い出すことが…」「でもね、もっと似ている人がいます。あなたよ」「姉上…、あれを…太郎に…」。義時義時は苦しんで死んでいきました。
初恋の女性で若くして亡くした妻、八重さんのことをずっと思っていたという純愛と歴史の儚さに胸が苦しくなりました。
歴史は儚いです。このなんともいえないハッピーエンドではない物語がなんともいえません。
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