12/3 聖人と凡人と優しさ

今日の懐徳堂の日めくりは、「聖人も人、此方も人なり。」

学問の道は「人の道」を学ぶことであり、生まれながらにその道を見に備えている人が聖人である。

凡人も己と聖人は違うのだからどうにもならないと、とかく額を怠りがちである。聖人も凡人も同じ人なのだから人が人の道を行うのであれば、できないはずがないという意味だそうです。

『内を省みて疚(やま)しからずんば、夫(そ)れ何をか憂え何をか懼(おそ)れん。』

人間でやましいことがない人などいるのだろうか。私は自分しか生きたことがないので、わかりませんが、本当のところを知りたいものです。

今週は持ち回りで工場のトイレ掃除でした。

フタが汚かったので、徹底的にキレイにしました。汚れが落ちないと思っているのか、どんどんこびりついていきます。

キレイだからと拭かないと汚れがついていきます。

だから、キレイに見えても毎日拭くのです。実はそれが一番よごれず早いんだと私は毎日掃除をしていて気づきました。

床のよごれもだいぶ汚れていた途中まで磨いたのですが、気づかない人のためにまた、みんなで磨こうと思いました。

半分までやって止めておきました。

やってあげる優しさと、やらない優しさ。

言わない優しさと、言う優しさ。

状況やその人のレベルで変えることが大事だとわたしは思うのです。