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長野市, 長野県, Japan
男三兄弟の真ん中。子供3姫。趣味:いい言葉収集。仕事:長野市でステンレス、鉄でいろいろ作ってる㈱エクセルの社長。

土曜日, 5月 22, 2021

道(タオ)と受け身と道徳

東洋思想を学んでいると「道(タオ)」ということに触れます。道教の「道(タオ)」は日本の武道や芸道とは少し違いますが間接的にはそこからも来ているのだと思います。道徳の道でもあり、1本の道があり、その道からはずれぬように行くことが大切という考え方。守破離の守。師匠が言ったことはそのまま真似する。学習とは学ぶとは「真似ぶ」習うとは「慣れる」ほんとうにそうだなと思います。柔道の受け身、書道の書き取りなど手本をもとにずっと習得するまでやり続ける。会社をやっていると社員教育もまったく同じで現代にも通じるすばらしい教えだと思います。

私も高校時代、柔道をやっていて武道は「型」だということを知りました。昇段審査のときに2回試合をするのですが1回負けたにも関わらず段をとれました。そのときはよくわかってませんでしたが、武道は勝ち負けではなくプロセスが大事。型が大事なんだと知りました。


入部した時は2週間毎日毎日受け身だけをやっていました。そして二週間後いきなり投げられて自然と受け身をとっていました。それが「できる」から「わかる」になった瞬間だと掴みました。はじめに勝ち方より負け方を習う。受け身がうまい人は怪我をしない。3日休めばただの人。練習を休まずでき、そして投げられ方をよく知っている人。ということはどうしたら投げられないかよく知っている人。だから強い。


やはりその考え方は道徳からきているのだろうなと感じます。そんなすばらしい教えを今の日本人は知らない人のほうが多い気がします。道徳というと宗教みたいな感じになって嫌悪感を示す人もいるかもしれませんが、それはある意味、戦後のGHQの洗脳にまんまと日本人を骨抜きにされた結果だなと。江戸時代は生まれる前から胎教から道徳を15歳までに叩き込まれたそうです。民度がそうとう高かったんだろうなと思います。今からでも遅くはなくもう一度、徳育をしていくことが日本を強くするのだと思います。


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