以前、京都の南禅寺を訪れました。
さらに、当時最も傑出した禅僧が歴代住持として住山し、五山文学の中心地となるなど、禅界最高の格式を持ちます。
禅宗は(臨済宗・曹洞宗・日本達磨宗・黄檗宗・普化宗)があり、単一の曹洞宗とは違い臨済宗は15派あるそうです。
五山の上になったのもいろいろ政治的な思惑があったようです。南北朝で亀山天皇は北朝です。このあたりはまた別の機会に書きます。
巨大で有名な三門は石川五右衛門がのぼって「絶景かな絶景かな」と言ったことが有名です。
京都三大三門は知恩院、南禅寺、仁和寺。別なバージョンもあるようで東福寺、東本願寺、南禅寺の場合もあるのだとか。
とにかく三門が有名です。
三門とは、3つの境地を経て仏が住んでいる国に至る門で解脱するためなんだそうです。
3つとは空、無相、無願です。
空 実態がないこと(物事にこだわらない)
無相 形や特徴がないこと(見かけで差別しない)
無願 願い求めないこと(欲望のまま求めない)
解脱とは煩悩から脱して自由になることだそうです。煩悩とは本能に基づく迷いです。
江戸時代に家康に右腕として手腕をふるった以心崇伝すなわち金地院崇伝(こんちいんすうでん)が近くに金地院を建てて住んでいました。
南光坊天海に比べてあまり有名ではありませんが、武家諸法度など崇伝が徳川幕府の基礎をつくったことは言うまでもありません。
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